「やすひらまち」でも「あんだいらちょう」でもなく
「あびらちょう」と読む。
どこにあるか、見当がつくだろうか。
知っているとしたら、なかなかの物知りかもしれない。
安平町 は、北海道胆振総合振興局管内、勇払郡の町である。
と、ウィキペディアや 町の公式ホームページ に書いてある。
2022年6月現在の人口が7,375人であるとも書いてある。
明治41年(1906年)に、安平村となり、
昭和27年(1952年)に、安平村から追分(おいわけ)村が分村し、
追分村が町制施行して追分町となり、
安平村が早来(はやきた)村に改称し、後に早来町となり、
平成の大合併の際、平成18年(2006年)に早来町と追分町が合併して
かつての名称の安平を改めて称する、安平町となったものである。
平成30年(2018年)の北海道胆振東部地震において、
町内の最大震度6強を観測して多大な被害を被った地でもある。
この町に、平成31年4月19日にオープンした道の駅がある。
「道の駅あびら D51 ステーション」と称する。
この中に 鉄道資料館 が設けられていて
往年の鉄道車両が保存されている。
壁面に並ぶ、立派なノズル。
……はメインじゃなくって、
D51が格納されている。
いろいろな鉄道関係の遺産が並べられていて
一部「鉄」分の多い方々には垂涎の施設かもしれない。
埼玉や名古屋などの大博物館には到底敵わないけれども
それでも実物の展示はたとい点数が少なかったとしても
重みのあるものである。と、思う。
撮影した日には格納庫に収められていたが、
時々屋外に出しての展示が行われる。
出し入れするための車両が、後部に控えている。
これを記念して、D51柄のマンホール蓋が作られているようだ。
屋外には、まるで墓標のような、
デスマスクのような、
そんな展示があったりして。
自販機も、D51柄になっている。
せっかくだから、敷地内の蓋を探してみる。
あった、あった。
そして、カラー版もちゃんと設けられている。
追分町時代の蓋も、残されているみたい。
「せつび」はライフワークだけれども
ワタクシには鉄分も少しあるから
なかなか嬉しい施設なのであった。
「少し」なんだけどね。
昔ね、鉄分たっぷりの人に誘われて乗り鉄に付き合ったり
青春18きっぷ使いまくり旅を何度か敢行したりしてたものだから
その名残なんだよ。
(「安平町のデゴイチ」おわり)