本日試験だった方、お疲れさまでした。
本日試験ではなかった方、ゆっくりできましたか。
ずいぶん長期間、お休みしてしまいました。すいません。
って、読者もそう居ないのですけど。
さて。
SHFとは、"Super High Frequency" の略で、マイクロ波の一種です。
テレビのVHF、UHFの更に周波数の高いヤツです。
……なんてことを見に来られた方はいらっしゃらないと思いますので、真面目に。
Sensible Heat Factor の略なんだそうです。
今回調べて初めて知りました。
単純にSHFという表記でしか触れることが無かったので。
それはともかく、日本語では「顕熱比」と言います。
読んで字の如く、「顕熱の比」です。
何に対する比?
「全熱」に対する比。
顕熱比 SHF = 顕熱 ÷ 全熱
全空気方式の冷房計算では、欠かせない量ですよね。
冷房負荷の計算では、顕熱(一般的には「温度」)の負荷だけではなくて、
潜熱(一般的には「水蒸気量ですね」)の負荷も求めます。
で、顕熱+潜熱=全熱
というわけです。
顕熱比=1、つまり冷房負荷がすべて顕熱の場合には、ただ冷やせばいいんですけど、
顕熱比が下がってくると、除湿もしなくてはなりません。
湿り空気線図を見ると、必ずどこかにSHFって書いてあります。
これが無いと、空気線図で作図ができないので。
空調設計の基本の基本。
のはずなんですけど、ひとことでは説明しにくいのです。
それに最近は、電算化、自動化が進んでしまって、線図から求める作業がどんどん
減ってしまっていますよね。
設備設計のブラックボックス化。
あまり良いことではないんでしょうね。
────ということで、 × 。
(「19182 SHF」おわり)
2007年07月22日
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