「水抜き」というのはとても重要だ。
だって、水道管の中身を凍らせてしまうと、
水が出なくなっちゃうんだよ。
棒状に凍った金属管の中は
なかなか温まらないから
溶かすのに結構時間がかかる。
おまけに、凍結膨張した酸化二水素は配管を内側より押し割り
漏水事故をも引き起こす。
時として大惨事の元となるのだ。
だから、水抜きは大事なのだ。
でも、水回りにいちいち水抜栓があると
操作は面倒くさいのだ。
通水して、使って、水を落とす。
暖房がある程度効いているなら
出勤時、始業時に通水して、
退勤時、終業時に水を落とす。
うっかり忘れたときの被害が大変だったりする。
じゃ、何箇所かまとめて、スイッチで操作できたら
楽じゃね?
そういう「操作盤」が置かれているところもある。
ちょっとこれは、ゴッツいね。
筐体だけでもいい値段しそうだ。
もうちょっと簡単な、タンブラスイッチ的なもので
十分なんじゃないかな。
まあ、機能と費用と使い勝手に応じて
使い分けるが良いさ。
盤と弁モーターで
それなりの費用がかかってしまうから
あんまり「気軽に」つけることもできないだろうけれど
長年の使い勝手を思えば、
これによるイニシャルコスト増は十分に受け入れ可能なんじゃないかな。
でもそれって、ある程度建物を使用して
「ああ、面倒だ」
と気付くまでは、わからないんだよね。仕方ないね。
(「水抜きが面倒なら」おわり)
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