2022年06月19日

分散と集中

経営論などで、いっとき盛んに言われていた

「分散と集中」



理論や方法論はいろいろあって、
地域や時代やその他の要素に応じた
多種多様なパターンがあったりして、
だからこそ経営学など学問分野が成立して
MBAなどの教材になったりして。



でも、しがない自営の設備設計者としては
あんまりそこまで突き詰めるつもりもなくって
実際のところ、多くの経営者が日々努力研鑽しているような
「経営」の意識が乏しかったりする。


『ダメじゃん』


ま、そう言われたら、そうなんですと首肯するしかなく。



とは言え、「せつび」の領域にも
中央式、個別分散式など、似たような議論があるものであって
建物の枠を超えた地域冷暖房の是非など、
関連要素が領域が利益相反が非常にたくさんあって
やっぱり、だからして、それぞれの道の研究者が必要とされ
「メシの種」としても機能しているように思われて。



そんな一端を垣間見る、外壁。


22061901.JPG


「地下駐車場」の上の層には
縦長のガラリが一つのみあって
あとはひたすら壁面であるのだけれども

更にその上の層には各所に窓があって
個別の換気フードがこれでもかと並んでいる。

窓開口部ごとに2つまたは4つ、
給排気セットの換気フードがあるくらいがフツーのところ、
更に各所の個別換気があるのだろう、
大小たくさんのフードが並んでいる。



換気だけでもこうなのだから、
空調や給排水はどうだろ。


外面を見ただけでは全くわからないから
まあ人間みたいなものだと言えなくもない。



「ソトヅラが第一っ!」


そういう存在意義もあるだろうし、


「内臓の健康こそ真の健康っ!」


という主張も頷けるものではあるし、


結局のところ、それぞれの価値観なのである。



それらを裏付けるべく、いろいろな理論展開、測定、検証が
繰り広げられるのだけれど、
ほんまに「科学的に」解明するのは
意外に困難が伴うものだったりする。


分散と集中、

どっちが、好き?
(「分散と集中」おわり)
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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