でも、何事もそうであるように
例外もあるのだ。
このファン、吹出側はチャンバーで受けて
キャンバス継手を介して
そこから丸ダクト2本に分岐させて
どこかしらに空気を送っている。
だがしかし。
吸込側にはダクトが接続されていない。
両吸込形の遠心送風機である。
シロッコファンの羽根が見えている通り、
そのまま露出になっている。
このファンが設置されているファンルーム全体が
大きなチャンバーとして機能するようになっている。
まあエアハンとかも、
一種でっかいチャンバーと言えなくもない。
こういう「納まり」も、アリなのだ。
ただし、室内の正圧や負圧の程度が大きいと
ドアの開閉に支障を来すから気をつけたほうがいいかも。
(「ファンルーム全体がチャンバーなのだ」おわり)