理念は、わかるつもりだ。
それが望ましくもあるのだろう。
将来的に目指す方向性としては
間違いじゃないのかもしれない。
で、どう進めるかということなのだ。
油を燃料とする設備は、まだまだ多い。
こんな世界情勢の中で高騰しているとは言え、
石炭から石油へ変遷したような劇的変化を生み出すほどのものとは
言えないだろう。
油の存在は、あちこちに見られるのだ。
タンクが2基、埋まっているか。
注油口も油面指示計も2セットある。
危険物看板は1セットなのだが、これで良いのか?
地下タンク上部のコンクリートスラブと、鋳鉄製マンホール。
向こうに屹立するは、おそらくこのA重油を焚くボイラ用の煙突。
これをやめようと思うと、
施設全体の設備システムに手を付けざるを得ないけれども
その資金たるや結構な額になろう。
「それだけ掛けても、やれ」
と言えるだけの「何か」が無い限り
なかなか進みにくいものでもあるのだ。
(「油焚きはなお」おわり)