2022年05月13日

ガラリはこんなところにも

ガラリ。


英語の発音的には「ギャラリー」なんだろうけど
たいて「ガラリ」と呼び倣わされていて。
特に古い人ほど。


建物のウチとソトとをつなぐ、
空気のゲートとでも言おうか、
そんな部分なのだ。



しかし、建物が大きくなればなるほど
その換気量は多くなり、
付随してガラリも大きくならざるを得ない。

大きいのがイヤなら、数を増やさざるを得ない。


せっかくの外壁仕上げをぶち壊す
厄介な存在、邪魔なモノとの誹りを受けることも
少なくなかったりする。



どこに、どのくらい、ガラリを確保するか。



いつだって、悩みどころであり
意匠設計と設備設計との鬩ぎ合いの種でもある。



外壁にいろいろと取り付く設備モノを見せないように
ルーバー塀で囲った建物。


22051301.JPG


そして上部、明かり取りの窓と並べて設けられた
三角形のガラリ。



それほど大きくはないけれど、
ベントキャップ数個分の開口面積は取れるだろう。


この状態を、カッコ悪いととるか、うまく設けたととるか、
人によって感想は異なるかもしれない。


そもそも、こんな部分に着眼する利用者が
そんなに居るとも思えないけれども。


ともかく、「こんなところに設けられていることもある」。


そういう目で建物を見ると、
結構意外な所にガラリを発見できるかもしれない。
(「ガラリはこんなところにも」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック