ナビの地図で二股に分かれていることに気づいた。
男鹿川のダム湖である五十里(いかり)湖の右岸側と左岸側に
それぞれ国道121号の表示がある。
が、左岸側は通り抜け出来ずに途中で通行止めになっていた。
ただ、通行止め部分も途中までは行くことができて、
ちょうど昼どき、蕎麦屋があるらしいということで
分岐を曲がってみた。
車を停めると、五十里湖を眺めることができる。
あいにくの曇天であった。
青空が広がっていたならば、
爽快な絶景であったろう。
それでも、桜の花弁がまだ結構残っていて
春らしい景色ではあった(少し前の時期である)。
桜もだいぶ葉が出てきていて
盛りは過ぎた感じであった。
さて、蕎麦屋であるが。
屋号は『湖畔亭ほそい』。
看板には「地粉使用 手打ちそば うどん」
と書いてある。
だから「蕎麦屋」と呼ぶのは違うのかもしれない。
ざる蕎麦を食した。
手打ち感が全面に出ていて
歯ごたえが結構あって、
めんつゆも含めて、ワタクシにはかなり好みの味。
蕎麦かうどんか、と言えば、
ワタクシは断然蕎麦であった。
うどんは嫌いではないが、それほど好きでもなかった。
けれども 四国は讃岐の本場のうどん を食したら
その価値観はガラッと変わった。
まあでも、本場でなければ
やっぱり蕎麦のほうが好きかな。
肝心の蕎麦は……。
腹が減っていて
待ち遠しくて
美味くて、
勢いよく食べてしまって、
気づいた。
……撮ってない。
ま、よくあることである。
各種グルメサイトを見れば
いくらでも写真やクチコミが載っているのだ。
(「五十里湖の桜」おわり)