2022年05月01日

まだまだ山がある

季節によって、地形は変わる。


冬になると、地図に載っていない山が
多数出現する。


もちろん、人為的なものだ。



春が来ると、その山々は徐々に小さくなっていく。

もちろん、人為的にも崩されていく。



やがては姿を消すのであるが、
それまでには少々時間と労力を要するのだ。



信号待ちの際に、ふと横を見ると。



22050101.JPG



絶賛、土木工事のような作業が繰り広げられている。

バックホーやブルドーザーが、忙しなく働き続けている。



冬期間、各所から運搬され積み上げられて形成された
大きな雪山である。


雪堆積場、などと表示された看板が出たりしているが
通称は「雪捨て場」。



除排雪された雪は延べ数万台ものダンプに積まれ
あらかじめ契約された堆積場に、契約量分までは運び込まれる。


今冬はたいそう積雪が多く、契約変更を行って
受け入れ量の増加を図った場所が多数あった由。


したがって、それぞれの雪山の高さ大きさは
例年に比してかなり大きなものとなったという。



ただの「何もない土地」ならともかく、
農地、牧草地、資材置場、駐車場、公園などとして
春夏秋は利用される土地であるゆえに
契約期間までには消失するように
せっせと崩し、均して頑張るのである。


熱源は大気と太陽光であるから
ザクザクと切れ目を入れて
なるべく空気と接する面積が大きくなるように
広く均して太陽光がふんだんに当たるように
日々、重機がはたらく。



太陽熱を効果的に受け入れられるように
黒い土を撒く場合もあるようだ。

が、たいていどこかから飛ばされてきた土や砂で
表面は徐々に汚れていくから
真っ白、ということはないが
崩したての部分はまだまだ真っ白だ。


22050102.JPG


記録的大雪で車が通るのもやっとだった道路も
いつしか完全に姿を現して
走行には何の支障もなくなる。



地図に載せたくなるくらいに巨大な数多の雪山も
やがてはすべて溶けきって、平地となる。

それでも、懸命の崩雪作業を経てしても
まだまだ桜の時期には大きな山体を晒している。


でもさすがに藤が麗しく枝垂れる頃には
その面影を全く残さなくなることであろう。
(「まだまだ山がある」おわり)
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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