2022年04月25日

壁のないところの消火栓

壁面が全部ガラスになっていると
消火栓箱を取り付けるべき壁が無い。


そんなとき、どうする?



22042501.JPG


たとえば、こんなところ。



鉄骨トラスで渡した、渡り廊下的な部分。
側面は全部ガラス面になっていて、
屋内消火栓箱の置き場が悩ましいような。



お、あった。


22042502.JPG


鉄骨に乗っけて、露出で置いてあった。



外は、寒そう。

だからなんだろう。乾式の屋内消火栓設備となっているようだ。



普段は管内の水を抜いておいて、
いざという時に消火栓ポンプが起動して
ゴボゴボと水が運ばれてくるという造り。



抜いた水を、ポリタンクで受けているなんて。

せっかく消火栓箱を鉄骨と同じ色に塗ってあるのに
この緑のポリタンクときたら……。



隣に人参のシールが貼ってあるのは、更に謎。



普段は消火配管の内部が空っぽだから
放水できるようになるまでに、少々時間を要する。


「管内が凍ってしまっていて水が出ない」

のは困るので、まあ、次善の策というやつだ。



しっかしこの渡り廊下、
いかにも寒そうである。

負荷の塊である。



夏は夏で、温室のようになるんだろうなぁ。
(「壁のないところの消火栓」おわり)
posted by けろ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 防災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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