2022年03月29日

さり気なくガス機器

狭い土地に駐車台数を増やしたい時に重宝する
昇降式の機械式駐車場。


その脇に、ひっそりと佇むモノ。


22032901.JPG


ガス給湯器が据えてあって、
そこに供給されるガス管と、ガスメーターが
足元も軽く、立っている。


ガス給湯器の下部は鉄板でカバーがしてあって、
ここに、ロードヒーティング用のパイプが
通っているはずなのだ。


おそらくヘッダーになっていて、
そこから何本もの樹脂管が
地中に向かって伸びているのである。



ヒーティングをするくらいなんだから、
ここでは雪が積もるのだ。


雪が積もるくらいに寒いのだから、
循環させているのは不凍液である。



不凍液をガス給湯機で暖めては地中に送り、
その熱で雪を溶かし(地球温暖化にも貢献し……)
冷たくなって給湯機へ戻される。


循環用のポンプも、あのカバーの中に
内蔵されているに違いない。



給湯機やガス管はひっそりとあるのだけれども
車をぶつけられて壊されてはたまったものではないので
頑丈なガードが、コンクリート基礎付で
設けられている。


このくらいしておかないと、
せっかくのヒーティングシステムが
すぐにダメになっちゃうから
やっぱりガードが必須なのである。



機械式駐車装置が凍りついても困るはずだから
何らかの凍結防止機構があるんだろう。

何らかの、と言ったって
電熱で溶かすしかないんだろうけど。



それらを、見るともなしに眺めている
大小のセルフードたち。



ガス給湯器の排気が
そのままセルフードの給気口から
吸い込まれないことを願うのみ。
(「さり気なくガス機器」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。