未だ大きな地震が続く東北地方である。
関東にも影響があるほどの地震は続き、
現地では更に多くの揺れがある。
さて、仙台市の南隣、
仙台空港の敷地を半分ほど占める、名取市。
「〇〇空港」と名乗る空港が「〇〇市(町村)」に無いのは
様式美でもあるのだが、
ここもまた同様。
市内のマンホール蓋を観察する。
一般的なデザインの蓋の中央に市章を配し、
「汚水」と「増・1枝」の文字。
系統名などだろうか?
鋳物なのにここまで入れるのは、
ある意味スゴい。
蓋周囲に枠的な余白があるタイプである。
インターロッキング舗装部には
市章のみの化粧蓋。
市章以外は、よくあるタイプ。
点字タイルがめり込んでいるのも
お約束。
デザインマンホールもあって、
市の花 「ハナモモ」なんだと思う。
たぶん。
公共桝バージョンも、あった。
ちょっと砂が多い。
更には、カラーバージョン。
緑の部分は、市の木である「クロマツ」を示している?
さらにさらに、
カラー蓋の公共桝バージョン。
なんか、いろんなのがあるぞ。
違うデザインのやつも。
中央にあるのは、名取市を貫く増田川……じゃなかった。
蓋にデザインされるような大きな河川は、無い。
もうちょっとキレイな蓋もあったけど、
川にしか見えない気がするが。
カラー版では、いかに?
市の木「クロマツ」なのだそうだ。
下の方は、閖上(ゆりあげ)の海。
震災の際には、この海が盛り上がって、街を襲った。
それでも、海の幸を産し、豊かな景観を形作る、
地元のシンボルでもあるのだ。
マンホールカードのバージョンは、
見当たらなかった。
事前に調べてそれを目的に訪ねないと
そうそう見つかるものでもない。
地下式消火栓の蓋。
市名以外は汎用のデザインである。
水道の仕切弁筐も、
市章以外は汎用デザイン。
先日の地震で東北新幹線が被災したから
しばらくは空路での移動が選択肢になるだろうか。
地震、津波、台風、豪雨、酷暑、記録的積雪、新型コロナ、
そして、ウクライナ戦争(宇露戦争、とでも呼ばれるのか)……。
「ライフプラン」を鼻で笑うような、昨今。
(「名取市のマンホール蓋」おわり)
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