危険物を貯蔵する場所には
看板で周知することになっている。
火気厳禁を警告し、
貯蔵所であることを示し、
その内容、容量、責任者などを明示するものである。
鉄板製、アルミ製、樹脂製などがあるようだけれど、
鉄板のものは、年数の経過につれて
錆びてくることが多い気がする。
いわゆる「赤サビ」なのだけれど、
錆び垂れの様子や色合いによっては
少々事件っぽい感じになってしまうこともある。
まあ、それほどでもないんだけどぉ。
赤地に白の「火気厳禁」の看板を見て、
「おお、こりゃ注意せにゃあかんわ」
そんな気になった経験のある方は
いったいどのくらいおられようか?
ちらっと視界に入っても、
すぐにその存在を忘れるのではなかろうか。
ナントカ禁止 とか ナントカ厳禁
なんていう注意喚起は、イマドキは喚起効果が無いのかも、
なんて思ったりする。
むしろ、思いっきりホラーな見た目にしておいたら
「何だ、あれ?」と気になってもらえるのかも。
そういう意図でもって錆び垂れを残してある、
そんなわけは、ないのである。
(「ちょっとホラーな危険物?」おわり)