たいていの人は見ることがない。
見る必要も無い。
興味関心も、無い。
悪事を企む輩が
防犯上の隙きを窺って
観察を試みるくらいなのだろう。
しか〜し!
設備屋もまた、観察をするものである!
なんて。
勝手に設備屋を代表したような言い方(書き方)を
するわけにはいくまい。
世の中の設備屋さんは、
もっと上品で紳士的でインテリジェンスな方が
ほとんどに決まっているのだ。
そこから少々(いや、大きく)外れてしまった
ワタクシなんぞが勝手な事を述べてはならないのだろう。
でも、わかっちゃいるけど、書く。
ま、別に一般化する必要はないのだ。
「せつび観察家」を自称して、
観察記録を公開しているだけなのだ。
さて、ちょっとした隙間は
気になるものである。
それほど多くのものがひしめいているわけでもないが
それでも、隙間を構成する隣り合った建物に関する情報が
ある程度流れてくるではないか。
その存在が、少しく「設備システム」を物語っているではないか。
さて、上の写真に、何を見るだろうか?
どれだけの情報を、獲得できるだろうか?
そんなこんなを観察するのは、
じつは本業ではない。
飽くまで趣味である。
本業は、一応、設備設計事務所、ということになっている。
趣味と実益を兼ねた状態と言えるのかもしれない。
ただ「好きを仕事に」したわけじゃない。
どっちかというと、「仕事を通じて好きになった」という感じ。
「なんと、物好きな」
そういうご意見も、多々拝聴しておる所でありますが
仕方ないでしょ。蓼食う虫なんだから。
(「隙間に並ぶ設備」おわり)