供給網の範囲から外れている場合には
わざわざ近くまで引いてきてはくれないだろう。
何かよほどのことがないと。
そうなると、川から取水して自前で処理したり
(水利権を得るのはなかなか大変らしい)
あるいは井戸を掘って地下水を調達することになる。
建物脇に、
何やら怪しげな(?)モノ。
既製品のプレハブ小屋みたいなものが奥にあって、
手前にはマンホールやら何やら。
縁石で囲って砂利敷で、
ちょっと墓地っぽい感じがしてしまった。
でもそんなものじゃない。
一番大きなマンホールを見ると
ちゃんと「井戸」って書いてある。
(鋳だしてある)
たまに、無関係の記載のマンホール蓋を使っている例を
見たりもするのだけれど、
ここはキレイそうだし、そんな邪道はしてなさそう。
よって、書いてある通り井戸なんじゃないかな。
井戸ポンプ本体は井戸内に据えているとしても、
電力供給や制御部分についてはさっきの小屋の中にでも
納めているのだろう。
その奥には、ちょっと、某有名ネズミキャラの管理者から
請求書が来てしまいそうな、そこまで似てなさそうな
小さな蓋が並んでいる。
小さな蓋の表面には「電極」と書いてあるから
電極なんだろう。
水位検知用?
となると、このコンクリート部分の地下は
水槽にでもなっているんだろうか。
井戸のすぐ脇だから、排水槽ではないだろう。
汲み上げた井戸水を一度貯留して、
滅菌処理でもしているのかしらん。
そのあたりは、小屋の中でも覗いてみないと
わからないだろう。
仕事で行ったわけじゃないから、
(いや、出張の途中の休憩場所ではあるんだけれど
コレが仕事の目的じゃない、っていう意味だ)
小屋の中を見ることはできない。
仕方がないから、裏に回ってみる。
換気フードとプルボックスと電線管があるのみ。
ま、動力制御盤は入っていそうだな。
もちょっと先には、
排水桝がこれでもかと並んでいた。
こっちは井戸とは関係無さそう。
う〜ん、結局ハッキリしたことは
わからずじまいだ。
仕方ないや。
(「井戸水なんですね?」おわり)
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