2022年01月27日

束になってかかってこい?

壁面を這い上がる電線管たち。


それを待ち受けるプルボックス。


駄菓子菓子、もとい、だがしかし。


22012701.JPG


電線管の太さ・本数に対して、
プルボックスがずいぶんとコンパクトじゃぁないか。



国土交通省監修による 建築設備設計基準 によれば、
もっとデッカイ箱になるんじゃなかろうか。


まあ民間建築だし、必ずしもそれに拠らなくちゃならないわけじゃないから
とにかく納まってりゃいいんだろう。



でも、このくらいだとスッキリした感があって
見た目イイ気はする。


基準通りに作ると、かなり、かなりでっかく感じるから。



ただ、施工性を考えると、あんまりにもコンパクトなのはよろしくなさそう。



「せつび」は、見た目が悪ければ悪いほど、
目立てば目立つほど、
機能的には良いのかもしれない。



見た目が良くって、機能的にもスバラシイ。


そういうのが、本来の「設計」なんだろうけれど、
意匠屋さんも設備屋さんも、
その両方を狙った設計をすることは、あんまりない。

たいてい駆け引きで、どっちかが「しょーがないなぁ」と折れる。


そこんとこがうまくいく「作品」が評価されるといいんだけど。
そういう評価軸って、無いよね。
(「束になってかかってこい?」おわり)
posted by けろ at 18:00| Comment(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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