湿気にやられて、とか塩素分にやられて、とか。
錆びたまま交換されないで放置されていると
その錆具合が進行していき
だんだんと無残さを増していくのである。
では、
あんまり見かけることが無かったのだけれど、
有るところには有るものだ。
確かに、少し湿気が多いところではあった。
それでも、他の建物では同用途の室でもここまでにはなっていないなぁ。
何かの加減が違うのだろうか。
ただこれは、錆びているのと違って
健康被害の恐れも生じてくる。
表面を見る限り、VHSである。
吹出口である。
ここから、空気がカビの胞子を纏って吹き出すのは
あんまり気持ちの良いものとは思えないのである。
何とかしません?
改修工事の計画ついでに、
これも替えちゃいませんか?
既存図を見ると、どうやらパスダクトの片方についているモノのようだ。
制気口とパスダクトを、更新しちゃったらどうだろう。
パスダクトの両側についている制気口なんだけれど、
ご丁寧に可動羽根のついたVHSとHSが対になって
取り付けられている。
でもね、あれ? あれ?
よぉく見ると、
吹出側にHS、吸込側にVHSがついてるや。
図面上は逆なんだけどね。
取り付ける際に、間違って逆につけちゃったんだね。
ま、そういうことも、あるかな。
更新する際には、
ちゃんと付けて欲しいなぁ。
それに、どうせ成り行きで通過するパスダクトなんだから、
GVかGHでいいんじゃないかな。
羽根の調整したって仕方ないし、
シャッターをつけたって大した風量調整もできまい。
とにかく、黴びてるのだけは解消されるといいな。
(「黴びてる制気口」おわり)