2022年01月20日

ぴっかぴっかのダクト

ダクトは、美しい。

保温材や外装材で着飾ったものは
その飾りしか見えないから
ダクトそのものの魅力を目にすることはできない。


けれども、生まれたままの姿でそこにあるダクトは
美しいものなのだ。



亜鉛めっき鋼板は、それはそれで
ランダムな結晶模様が映えてよろしい。



そして、ステンレス鋼板は
いつだってぴっかぴっかに輝いている。


22012001.JPG


こんなふうに露出でついているなんて。

サービス、サービスぅ。



特別に鏡面仕上げにしてあるわけじゃないけれど
ステンレスにはモノが映るのだ。

でも周囲の壁仕上げが真っ白だから
あんまり映っているような気がしないかな。



ちょっとクローズアップすると、
映っている様子がわかるかな。


22012002.JPG


ダクトの端を切って折って作った
共板フランジどうしを合わせて
四隅をボルト・ナットで留めて
辺をクリップで挟んである。



ダクトパッキンは挟むのだけれども
ある程度の漏気が生じるのは仕方がない。


それを避けたければ、厳重なシールを施したり
アングル工法で溶接したり、
まあやり方はいろいろある。


感染性排気とか毒物雰囲気とか
そういうダクトでは厳重にせざるを得ない。


でもここのダクトはそんなことを気にする必要が
あるほどのものではないのでフツーの施工だ。



ファンの位置も、関係がある。

ファンの吸込み側のダクトなら
漏れるにしても周囲の空気をダクト内に吸い込む方向だから
周囲空気を汚染しづらい。

ファンの吐き出し側なら、ダクト内の気体が
周囲に向かって漏れるわけだから、
気をつける必要がある事態もあり得る。



ま、そういうことはそういうことで、
今日はダクトの姿を愛でるだけで良しとしようじゃないか。
(「ぴっかぴっかのダクト」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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