キミハ其処ニ立チ続ケテ居ルンダネ。
猛暑ノ日ニモ、大雪ノ夜ニモ、
只管、己ガ働キニ全力ヲ尽クシテ居ルンダネ。
読みにくいね。慣れてないから。
だからフツーに書くことにする。
屋上に設置された、室外機たち。
置かれて久しいと思しきこれらは、
歳相応に古びてくたびれているようだ。
課題もすっかり色褪せているし
鉄部はしっかり錆びている。
ところどころ新しく取り替えられ、
ところどころ古びたまま据え置かれ、
まあとにかく全体として経年感を漂わせているのだ。
スリムダクトのフレキ部分は、
構造的に耐候性が劣るのだろうか。
角の曲がった部分から朽ち初めている。
本体据付のボルトナットの錆びっぷりも
堂に入っている。
少し離れた場所で、コケてた。
ちゃんと表現すれば「苔むしていた」ということだけれど
しっかりコケてるね。
少しずつ溜まっていった砂や土に苔の胞子が生着したか
無性芽が飛んできて育ったか、
そしてそれがここまで増え広がるには
一体どれだけの年月、放置され見て見ぬ振りをされてきたことか。
電線管の支持モノが、少々滑稽。
風で倒れてしまわないかという感じの
ちっちゃなコンクリート束石と、ダクターを並べてあって。
しかも、コンクリートは崩壊しつつある。
これも、だいぶ永いこと構ってもらってない感じだ。
あとどのくらい、もつかな。
ひと冬、越せるかな?
ヒトでもモノでも、
時が経てば古びるのだ。
それを放置しておいても、
あまり良いことはない。
コストがかかるから、ついつい放置されがちだけれども
カネが無いなら無いなりに、
ちょっとは構ってやったほうが良いんだけれどね。
どうだろう? ちょっとだけでも、面倒見てあげない?
(「時が経てば古びるのだ」おわり)