2022年01月04日

正面じゃないからこそ

外壁の出っ張った部分に、
まあまあ大きなガラリが、2個。


どっちかが給気で、どっちかが排気なのか。
どちらも給気、どちらも排気か。
見ただけじゃ、わかりかねる。


22010401.JPG


更に奥の下には、
室外機が並べられている。

皆、防雪フードを甲冑のごとくに纏い、
冬にやってくる風雪に備えている。


そこから大胆に延びる、
冷媒配管用のカバー。

「スリムダクト」は商品名だが
一般名詞化していたりする。



正面玄関のすぐ横には、
こういう細工は設けない。

これらは意匠的に忌避されるモノたちだから。



でも、建物の側面や背面であれば
これらが陣取っていても
あまり文句を言われることは多くない。


こいつらをキレイに隠す必要があるような類の建物じゃなければ
脇に置いておけば十分なのである。



高級ブランドが売られている小洒落た商業ビルだとか
高級レストランが出店しているとか、
国家の威信をかけた迎賓機能のある施設とか、
そういうのじゃない限りは、これでイイのだ。


正面じゃないからこそ、
コソコソせずに設備は存在できるのだ。



別に、きらびやかな表舞台は、
望んじゃいないのだ。
(「正面じゃないからこそ」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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