2021年12月28日

隠れてるような、隠れてないような

和室の冷暖房をしたい。


でも普通のエアコンや放熱器をつけたんじゃぁ
雰囲気が損なわれる。


ということだったのかどうか。



外壁側、カウンターの内部に
床置隠蔽形のファンコイルユニットが仕込まれてあった。


21122801.JPG


ルーバーの加減や、銀色の本体色と相まって
ファンコイル本体も配管の保温材も
結構見えちゃってる感がある。


ちょっとナナメの横ルーバーにするとか、
保温外装に濃い色を使うとか、
何らかのやりようはあったのかもしれないけれど
結果としてこのようになった、ということか。



「事前に気づくだろう!?」


っていう人もいるけれど、
意外に気づかないものだったりする。
設計の時にも、施工図を描く時にも、施工の時にも。



竣工間際、
内装工事を何とかやり遂げて
改めて落ち着いて見てみると、あれれ?


そんな事態も、少なからずあるだろう。


そんな経験の積み重ねが、
設計の質や施工の質という形で
結実していくんだろうけれども、
なかなか後世に、また業界内に、
伝えていくのは難しかったりする。


チェックリスト的なものが効果がある場合もあるけれど
項目があまりにも膨大になってくると
盲目的にチェックを入れるだけの作業が生じてきて
何のチェックにもならない事態が発生する。


他の分野は、どうなんだろう。

医療とか運輸とか製造とか、
もっと緻密であるイメージもあるけれど
内情は内部の方にしかわからないのだろうから。

場合によっては、内部の方ゆえに気づかないことも
あるのかもしれないけれど。
(「隠れてるような、隠れてないような」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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