納まりが厳しいことも、ままある。
特に、改修工事に際しては
据えられる部分の面積が限られているだけに
なかなか苦労することも少なくない。
バリアフリー対応において、
そんな感じだったんだろうなぁという例を見かけた。
どうだろうか?
おそらく、バリアフリーとかユニバーサルデザインとか
そういう施策により、
オストメイト対応の汚物流しを設置しようとしたのだろう。
現在はもっとコンパクトな製品もあるけれど、
ここに至るまで汚物流しはいろんな変遷を経てきている。
この施設でこれを据えた当時には、
この型しか無かったのだろう。
隣の洗面器と、ビタビタにくっつけて取り付けられていて
もちろん隙間に手は入らないから、
下から持ち上げて、右からも支えて、
がんばって据え付けたに違いないのだ。
設計図の段階であれば、
描くだけなら如何様にも描けよう。
しかしそれを実際に具現化するとなると、
ほんと、大変なものである。
作業された方々のご苦労がしのばれる、
そんな汚物流し。
(「ビタビタにくっつけて」おわり)
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