たとえば、それまで無かった冷房を設置するとか。
温暖化が進んで、あるいは都市化が進んで、
夏の猛暑、いや酷暑がハンパじゃなくなってきて、
どこもかしこも冷房化せざるを得なかったりするんだから
ありがちな事なのである。
でもそうすると、電気が足りなくなるのだ。
キュービクルの容量自体が足りなくなるのだ。
受電容量からして、不足してしまうのだ。
となると、電力会社の電柱から引き替える自体となる。
既設の建物だと、新たにケーブルを引いていくのもなかなか大変だ。
新築だったら天井内とかEPSとか
うまい具合に隠すことができるのだけれども
改修だとなかなかそうもいかない。
廊下などの天井を剥がして一所懸命に通そうと試みても
各所に隠されている梁などが支障になることも少なくない。
ええい、それならいっそ。
と誰かが言ったかどうだか。
全部外に通してしまえ。
そういうことになったようだ。
なるほど、外壁を立ち上げて、
バルコニーの下に通せば
なかなかいいルートが取れるじゃないか。
同じような感じのものを、
上から見てみよう。
蓋付きのラックにして、雨をしのぐようにすれば
まあ大丈夫だろう、と。
ケーブルにはちゃんと被覆があるし、ね。
そうなんだ。
いよいよとなったら、「外を通す」のもアリだ。
ただし、雪が降る地とか、凍結する地とか、
強力な台風がたいてい必ず毎年来る地とか、
土地土地の条件については考えたほうが良いかもしれない。
いや、考えなくちゃダメだね。
(「外壁沿いのケーブルラック」おわり)
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