建物には換気が必要なのだ。
必要なんだったら、なんだ。
建築基準法っていう、建物の憲法みたいなやつで
厳粛に決められているのだから仕方がない。
建てる前に、「ちゃんと換気してますよっ」という図面を
役場の人(か、代理の審査機関の人)に見せて、
法律に定められている換気量を取っているかどうか
確認してもらわなきゃ、建てちゃダメだっていうんだ。
おまけに、建物が完成した後にも
「うん、ちゃんと造ってあるね」って
実物を確認してもらって、ようやく使用許可が出るのだ。
そのくらい、換気は必要なのだ。
さて、フツーに建物を見ていても
そんなことはちっとも気にならない&気が付かないものだけれど。
これなら、どう?
って言わんばかりの建物が、あった!
外壁に、これだけ換気フードが並んでいたら、
「換気してるぞっ」
「十分やってるど」
って、わかるんじゃないかな?
この壁についているボツボツしたやつ、
換気用のフードだっていうこと自体が
知られていないから意味ないかな?
それとも、
これだけついていても
やっぱり換気フードなんてものには
通行人の皆さんの意識は向かないものなのかな。
いちいちこうやって観察しながら歩いているとさ、
一向に進まないのよ。先へ。
予定よりも、ずっとずっと時間がかかっちゃうのよ。
困ったことに。
とか言いつつ、じつはあんまり困ってなくって
楽しんじゃっている、今日このごろ。
(「十分な換気取れてますね、きっと」おわり)