2021年10月20日

トイレに暖房

冬、寒々としたトイレは
居心地の良いものではない。


寒い地域になると、
公衆トイレにも暖房がついていることが多い。


21102001.JPG


温水パネルヒーターと同じような形だけれど
電気ヒーターだ。


窓下など、一番冷えやすいところをケアしている放熱器だ。



主目的は、暖房というよりも凍結防止。

トイレには給水管とか排水トラップとか
水が溜まっている部分が多いのだから
厳寒期に無暖房だと凍ってしまう。

それを防止するために設けざるを得ないのだ。

その目的であれば、
設定温度は5℃とか10℃とか、
そんなものである。

利用者にとっては暖かくもなんともない……
ということもなくて、
屋外が−20℃なら、ものすごく暖かく感じるはずだ。

メガネも一瞬で曇る。


でも、もう少し暖かくありたいと思うなら
+15℃くらいにはしたほうが良かろう。

となると、窓下放熱器だけでは力不足である。



この場合、たとえば入り口ドア近くにも放熱器を設けて、
そちらからの外気負荷に対抗したりする。


21102002.JPG


これも見た目は完全に温水パネルヒーターだけれども
やはり電気ヒーターのようだ。

コンセントがついてるから。



ただ、比較的湿気の多いトイレ。

徐々に錆びてくる。

たまーに、塗装でもしてやるといいんだけれど。

せめて、3年に1回くらい、
面倒を見てあげたらいいんだけどね。

でも大抵は放置されているのだ。

朽ちてダメになるまで。
(「トイレに暖房」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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