結構洒落た外装にしてある建物の、とある面。
上部が半円状になった窓の形に合わせて
換気口が設けられていた。
市販品のフードを取り付けるのではなくて
ダクトを突き出し、その外側に防風板を取り付けてある。
そもそも防風板は既製品ではなくて製作モノなので
本日の記事のタイトルは自己矛盾しているのではあるが
一般的に良く見られる長方形のものではなくて
外装意匠に合わせて細工をしてある、という意味で
「製作モノ」なんていう語を使ってみたのだ。
細かいことはあんまり気にしないでいただきたい。
と言いながら、このブログ自体がケンチクに伴う
細かい「せつび」について大いに気にする存在であるのだから
大いに矛盾した言い方(書き方)である。
そんなこんなも、清濁併せ呑んでご甘受いただきたい。
それでもなかなかこういう細工が見られることは少ないので
嬉しかったのだ。
そう。単に、嬉しかったのだ。そういうことなのだ。
市販品の外壁フードでもなく、
建築的に建具として製作しはめ込んだガラリでもなく、
ダクト+防風板 というこの形状が
新鮮で、魅力的に感じたのである。
もうちょっと直下から撮ってみる。
見事に「ダクト突き出し」だっ!
開放端には、防虫網でも貼ってあるかしらん。
……でもちょっとよく見えなかった。
高倍率ズーム機能を有する撮影機器であったなら
そのあたりも確認できたのかもしれないが。
いや、うまくピントが合わせられなくて、
やっぱりわかんなかったかもしれない。
暫し眺めていると、
上空の雲もいつしか風に流されて少なくなってきて
青空に映える防風板を際立たせるのであった。
そしてたいそう清々しい気分になって、
次の目的地へ進むのである。
(「製作モノの防風板」おわり)
ブログ、いつも楽しみに読んでますよ。
「見事にダクト突き出し」ですね。雨は入らないのかしら?
意匠設計の人に、こんな排気口を提案してみたら、びっくりされる
でしょうね。
内部に防水板でも設けてあるのかどうか。
「突き出し」はともかく、こういうのも提案してみたい気もしますね。