いっつもそればっかり。
公共工事費の、税金の無駄遣いだ!
土建屋の利益確保のための忖度だ!
(「忖度」なんて言葉が誰でも読めるような時代になってしまった……)
特に年度末に道路工事が目につくぞ!
余った予算を、血税を無理に消化しようとしてるんだろうっ!
けしからんっっっt!!!
一般の人々にとって、
建設業っていうのはそういう目で見られがちではある。
確かに、あちこちで道路を掘っている。
どうして何度も何度もおんなじ所を掘ったり埋めたりしてるんだろう。
ま、そう感じてしまうのは仕方がない。
ちゃんと工事看板を見ていれば読んでいれば
それぞれが水道工事であったり、下水道工事であったり、
ガス、電話、電力、共同溝、道路そのものの補修など
目的が異なっているのに気づくはずなんだろうけれど
一瞬通り過ぎる際にそこまで気にすることは普通は無い。
せいぜい、「前にもここ掘ってなかった?」
漠然とした印象が残るだけであって、
結局上のような感想が出てきてしまうのも致し方ないのかもしれない。
これらのインフラが常にメンテ・更新されていて
正常に保たれているからこそ都市生活が成り立っているのであるが
そういうのは普段目にすることはないから意識されない。
景観云々を重視して無電柱化促進を喜ぶ人であっても
それゆえに生じる道路工事には文句を言っていたりすると
本来的には自己矛盾なのであるが、
それらの関係性を理解していなければ別物として意識してしまう。
ある意味、仕方のないことと言えようか。
ちゃんと現実をしっかり見て、正しく理解したうえで批判しようよ。
ただイチャモンつけてるだけじゃ、
無意味だし時として害悪でさえあるんだ。
なんて、言うのは簡単なのだけれど
あまり自分自身にとって馴染みの無い分野については
「正しく理解して」批判するなんてことは、大抵出来ない。
世の中、そんなものだ。多分、ワタクシ自身もそんなもんだ。
報道でガンガン批判されていることの一部には
そういう不当なものも含まれていることだろう。
下手に反論しようものなら、更なる集中砲火を浴びることになるから
不用意に釈明さえできなかったりしそうだ。
故あっての正当な「炎上」ももちろんあろうが、
不当な「炎上」も、多々あるのは皆様ご存知の通り。
ひょっとすると、ご経験された方もおられよう。
特に、自分の普段関わっていて詳しい分野について
自称「専門家」たちが発する無責任な放言や
自称なだけで殆ど素人だろお前、っていう偉い方々の御高説に
あるいは本当に無知なタレントたちによるしたり顔の言説に
辟易とすることは無いだろうか?
ま、でも世の中そういうものなんだから、仕方がない。
そうである前提で過ごすしかないのである。
それでも、何とかして印象を良くしたいと
なるべく負のイメージを薄くしたいと、
各界で涙ぐましい努力が今現在も続けられているわけだ。
さて、掘ったり埋めたりを繰り返すと言われる道路工事。
実際には「道路」じゃなくて「水道」だったり「下水道」だったりする工事。
こんな仮舗装表示を見つけた。
発注者のイメージキャラクター なんだろうね。
どうかな。
少しは、イメージ変わるかな。
仮囲いやバリケードも、そういったイメージアップ戦略の一部なのだ。
工事費積算の項目に、そういう費目があるくらい、
業界全体として(発注者も含めて、である)長年取り組んできた成果が
現れていたり、まだまだだったり。
(「道路工事の舗装仮復旧」おわり)