その空気も「換気」ということで入れ換えが必要で、
そのためには室内と屋外とをつなぐための通路が必須である。
外壁に汎用品の換気フードをつけることもあるし、
製作モノのウェザーカバーにすることもあるし、
ガラリという形のものをつける場合もある。
ただ、これらは外壁面に取り付けられるものであるために
意匠上の影響があるし、
雨風が吹き込んでくる懸念も無いわけではない。
だから、もしも軒天井部分があるならば
その面を換気口として使うことができて
おトクに感じられることがあるかもしれない。
結構でっかい軒天換気口を見つけた。
厨房の換気か、外調機でも入っているか、
換気量が多いことがわかる。
100φや200φの丸ダクト程度じゃ
到底納まらない風量がここから入って、もしくは出ているに違いない。
でっかいけれども、
こうやって真下から見上げない限りは見えないから
大きい割に目立たない。
下を向いているから、雨風雪も入りにくい。
軒天があるならば、
有効に活用したいものである。
(「軒天の大きな換気口」おわり)