「お湯」「水」って書いてある、ワイドスイッチ。
「これは、何ですか?」
「ああ、これね」 ポチっと。
ドボボドボドボ………。
大きな浴槽の縁についているバス水栓の吐水口から
流れ出す、水と湯と。
そうなんです。
水・湯張り用のスイッチだったんですね。
これを押すと、電動弁が開くようにしてあるそうで。
言われてみれば当然っちゃ当然の方法なんだけれども
この手の施設で見たことが無かったもので。
どう見たって後付けなんだけれども、
いちいち浴槽縁まで行って蛇口を捻ってっていうのが
かなり不便だったようだ。
業界にある程度の期間関わっていて、
ちまちまと狭い世界の中でやっていると
柔軟な発想が失われてしまっていたんだなぁ、と独り言つ。
まだまだ「せつび」は良く出来るってことだろう。
ついつい決まりごとのように、「いつもの」計画をしちゃうよね。
そのへん、気に留めておかなくちゃ。
(「何のスイッチ?」おわり)
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