2021年08月22日

庁舎外壁の換気口

庁舎などを訪ねると、外壁もついでに見てくる。

正面だけじゃなくって、わざわざ側面にも回って。


21082201.JPG


いや、何の変哲もない壁なんだけどさ。

でも、見たからって何も減りはしないよね。



換気フード(フード付ベントキャップ)が並んでいる部分は、
水周りだろうか。トイレとか、湯沸室とか。

一番上の階だけに小さめのフードがあると、
通気管の頂部かもしれないなんて思ったりする。

意味深な汚れが垂れていて、想像を掻き立てる。



結構目立つ、接地埋設標も、ポイントが高い。

色あせてしまって、存在感が薄れて、
刻印されている文字も読めないようなモノもある中で、
これだけ離れていてソレとわかるなんて、優秀じゃないか。



裏口側は、せつびの人間としては必見だ。


21082202.JPG


空調機械室か何かの一角であろう。

1階のドア上部のガラリのほか、
各階に防風板付のガラリが並んでいる。


微妙に大きさが違うのは、
必要な外気取り入れ量が違うから
律儀にそれぞれ必要寸法にて造ったからであろう。

改修やら何やらあるんだから、
どうせなら同じ大きさに、大きいやつに合わせても
良かったんじゃないだろうか。


なんていうのは、せつび側の都合なのであって
あまり好まれない考え方なのかもしれない。



あと付けらしい、職員通用口の風除室は
さて、果たして延床面積に参入されているかどうか。

こういうやつとか、ピロティ部を居室に造り換えるとか、
台帳に記載されている床面積と整合しない場合がある。

当初建築時の図面に無かった床面積が発生しているのに
各種書類における記載面積は変えてないまんま、って。


たまーに、別棟のはずの建物が渡り廊下で接続されていたり
屋上に増築されていたり、
まあいろいろ事情のありそうな建物をみかけるから。


そういうの(建築完了検査が終わってから勝手に増築)を
勧める建設業者とか設計事務所とかが、居るとか居ないとか。



ちょっとした増築なら、建設業許可も建築士免許も不要だから
そのへんがユルユルになっちゃうのも仕方ないのかな。



ま、そんな建築の事情はともかくとして、
正面以外の外壁面には「せつび」がしっかりと存在感を放っているのだ。


せっかく放っているんだから、
それを見て、しっかと受け止めたいというのが
ワタクシの様態なのである。
(「庁舎外壁の換気口」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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