2021年08月14日

岡女堂は生産地で

「岡女堂」をご存知だろうか?



「豆屋」を名乗っている、岡女堂である。




明治維新前の安政2年にぜんざい屋として創業した後、
甘納豆屋を代々続け、豆全般を扱う店として現代に至っている。


昭和の終わりに、それまでの所在地であった神戸から、
豆の生産地である北海道十勝地方の本別町に工場を建て
現在に至っている。



今でこそ「地産地消」という言葉が普通に使用されるようになっているが
当時はそういう概念がまだ薄かったのではないだろうか。


そんな時期に、時代を先取りした岡女堂なのであった。


21081401.JPG


岡女(おかめ)堂なので、イラストも「おかめ」である。


平成の元号を丸々過ごした建物は、
それなりの年季を感じさせるものとなっていた。


国道側はあとから整備したので、比較的キレイである。


21081402.JPG


工場直営の売店が開いていて、
各種豆製品を購入することができる。



豆を蒸したりするボイラーか何かであろうか。


三連の煙突が、可愛く並んでいた。

21081403.JPG


片流れ屋根の軒先で
思いっきり雪で破損しそうな位置ではあるが
そうだ、十勝は積雪が少ないのであった。

気温はかなり低くなるけれども。


豪雪地であれば、
煙突は妻側に出さざるを得ないから
レイアウトに制約が生じる。


何ごとも、地方それぞれの事情に影響されるものだ。



流通の優れた現代とはいえ、
産地ですぐ加工される豆製品の数々は
やはり美味い。


このご時世出歩きにくいけれども
通販 もやっているから、
お取り寄せによって、せめて現地の味を堪能してみては
いかがであろうか。



運んで下さる流通関係者には
有り難いとしか言いようがない。
(「岡女堂は生産地で」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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