そのライニングの中には、給水管や、時として排水管も
納められていたりする。
おお、給水管も2系統入っているね。
上水と、雑用水だ。
上水は、洗浄便座に使うため。
人体に触れる水だから、飲用適である水質で供給する。
雑用水は、人体に関わりない用途の水。
大小便器で洗浄するための水は、別に飲める水質である必要はないから。
あとは、散水とか融雪(凍結しない地方は)とか。
飲むことのできる上質な水で汚物を流すなんて、
勿体ない……という捉え方も当然できるし、
上水と雑用水とを分ける場合には、
給水設備が2系統になるのだから
単純にコストも2倍近くなっちゃうじゃないか。
そういう考え方もできる。
直接カネに関わることだから、
ぼやっとした「環境」とか「省エネ」とかいう観念よりも
切実に考える人(建主)も多いに違いない。
さて、ライニングの右側の方に
銀色のフタのようなものが。
普通は、これは床面についている。
床上掃除口 として。
でもそれを壁面につけている例も、たま〜に見かける。
ライニング内に排水管を通す場合には、
壁面に掃除口を取り付けることになるわけだ。
もしくは、ただの点検口としての位置付けであるかもしれない。
実際のところは、開けてみないとわからない。
掃除口を開けるためのハンドルも売ってるから、
設備屋さんや設備設計事務所には備えてあるだろう。
ビル管理会社も、かな。
設計事務所には無いだろ、って?
そうかな。無いかな。無いかもね。
少なくとも、ウチにはある。
だって、必要じゃん? 古い建物で管内を調査するには。
(「壁面にある掃除口」おわり)
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「毎日」に拘る事なくマイペースでね。
継続は力なり。
お気遣いありがとうございます。
「毎日」は目標にはしていますが絶対にというほどでもなくて
実際のところ、何日か抜けています。
毎日何かを探し回っているわけでもなくて
気になったときに撮りだめしておいて
数日分まとめて書いていたりします。
現状で「マイペース」の感じです。