2021年07月29日

浄化槽の機械ボックス

公共下水道が無い場所に、
給排水を要する施設を設ける際には
その排水を浄化槽によってキレイにしてから
河川や湖沼などに放流する。


そのまんま垂れ流し、などということはない。


たいていは、目立たない所にひっそりと
設けられているものだ。



それでもある程度大きなものになると、
否が応でもその存在に気づかざるを得なくなる。



え?


オマエは、どんなにちっこくても、
目ざとく見つけてしまうじゃないかって?


まあ、そうなんですけどね。

話の流れなんだから、茶々入れないでもらえます?

って、誰も突っ込んじゃいないんだけれど。



さて、地中に埋設されている浄化槽を
何を以て それ であるかを判別するかって?



21072901.JPG



見ての通り。

浄化槽上部には、
たくさんのマンホールやらマシンハッチやらが
並んでいるのだから
かなり容易に見つけることができるのだ。

たいてい、近くに水回り(公衆便所とか、観光案内所とか)が
あるものだし。



そしてここには、
制御盤、ブロアポンプ、ひょっとすると薬液注入ポンプなどが一体となった
機械室をキュービクルに納めたような、そんなハコが鎮座していた。



盤の上方には「汚水処理制御盤」とその名を明快に言い表しており、
下方には「株式会社ハウステック」と少し控えめに
製品提供者の名が記されている。



ひょろりひょろりと伸びる可撓電線管の他に、
金属電線管らしきものと、左隅にはブロア管らしきものが
見えたりなんかする。



近くに建屋があれば、
そちらに納めてもらっても良いのだろうけれど
ここでは別置きになっていた。



建築物本体と外構との整備時期や発注形態の関係上
そうするのが最も妥当であった、ということなのかもしれない。



海、湖、川、山、原野などなど
いかにも公共下水道がなさそうなところを狙って
探し歩いてみようか、浄化槽を。
(「浄化槽の機械ボックス」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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