2021年07月10日

屋根でガッチリ、灯油タンク

建物の暖房機や給湯機に灯油を使う場合には
どこかに灯油タンクが置かれているのだけれど、
地下式で無い限りは、見える所にあるはずだ。


そしてそれは大抵、建物の外壁近くに置かれることだろう。



建物の近くは良いのだけれど、
積雪地の場合には、屋根からの雪庇の落下により
タンク本体が破損する危険性を孕んでいるのである。


そうならないように、あの手この手でガードするのだが
かな〜りガッチリした製品も、存在する。


21071001.JPG


かなり丈夫そうに、見えません?



この屋根は、水平になっている。

この状態だと、上に雪が積もっていく。
だから、少し斜めになった製品をつけたもののほうが
よく目にすることだろう。


なして、水平のやつにしたんやろか?



給油口には錠が取り付けてあり、
灯油取出管の部分にも鉄板のカバーが取り付けてあって、

「灯油ドロボーは、許さんぜよ」という作りになっている。



基礎部分には、既製のコンクリート製品を活用しているようだ。

少なくとも凍結深度までは埋めてやらないと、
年々傾いてきてしまうだろうから。



脚の1本にだけ、鋼材が取り付けてあるのがわかるだろうか。



あれは一体、何のため?



給油作業の際に、
あそこに足を乗っけて踏ん張って、
体を少し高い位置に引き上げるためなのである。


いちいち置き台を持ってきて給油するのは大変だから。



寒冷地の灯油タンク、
ホント、いろんなバリエーションがあるから
楽しめるのである。
(「屋根でガッチリ、灯油タンク」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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