かつては蛍光灯が当たり前だったけれども、
今や余程の必要性が無い限り、LED器具が使用される。
そしてその「余程の必要性」なんて、ほぼ、無いのだ。
蛍光灯と違って、
LEDの器具には寸法の制約というものがあまり無い。
よって、内装仕上げに合わせて、いろいろな設置の仕方を模索できる。
木材を目透かし(って言う? こういうの)で貼った天井仕上げで、
材の間に挟み込む形でLED照明を流すことができている。
制気口もライン形にしなかったのは、なんでかな。
ダクトのアルミガラスクロス仕上げが見えるのは構わないとして、
制気口、何か考えなかったのかなぁ。
形とか、色とか、
何かもうちょっと、やりようがあったんじゃないかなぁ。
まあ、他人事だから好き勝手なことを言えるのであって、
実際にこの設計を担当していた人からすると、
意匠仕上げの未確定、タイトな設計スケジュール、
役所仕様の積算の煩雑さ、
建築・電気・設備のコミュニケーションの取りづらさ、
いろんな要因で、それどころじゃなかったんだよ。
そういう嘆きが有ったり無かったりしたのかもしれないのだ。
今、コロナ対策、ワクチン接種などを巡って、
様々な言説が飛び交っている。
馬鹿だ、無能だ、考え無しだ、カネ優先だ、命軽視だ、
無計画だ、融通が利かない、規律不足だ、杓子定規だ、
現場を知らない、専門家ではないくせに、
行政単位の都合があるんだ、殺す気か、
無駄にしてばかり、こっちだって必死なんだ、
丸投げにしやがって、とにかくお願いするしか無い、
軽い考えだったんだろう、その甘さに腹が立つ、
万事がうまく言っているわけではないし、
ツッコミどころはたくさんあるだろうから、
批判や叱責も已む無しという面も少なからずあるのだろうけれども
何とかならんもんかなぁ。
「我こそ正義!」って思ってる人、多すぎない?
全体を正しく把握していて、
最も適切な判断を出来る人なんて、
いるわけないじゃん?
「それが政府の、総理大臣の責任だろうがっっっ!」
まあ、そう言ったらそうなんだけどさ、
選んだのもアンタじゃないの?
「いや、自分は自民党には入れてない」
そういう問題かなぁ。
立派な事を言っていらっしゃる方ご自身が
選挙に打って出て、政権を取って、総理にでもなって
うまくやっておくんなさい。ぜひとも。
ってなわけで、
こんなブログであっちこっちのいろんな「せつび」などを見ては
面白いだの変だの変わってるだの好き勝手書いているのだけれど
「じゃあ、オマエ、やってみ?」
と言われたら、果たしてどのくらい「ちゃんと」できるのかは
心もとなかったりするのだ。
「ちゃんとやってるつもり」はあるんだけどさ。
第三者的に評価されるとなると、
やっぱ、自信無いよね。
その程度のヤツなんです。
ああでもとにかく、
LEDは照明を、意匠的表現を、劇的に変えた感がある。
空調や衛生で、そういったブレイクスルーは無いものか。
エアコンはある意味そういう側面があったけれども
以後それほど劇的なものは出てきていないような気がする。
これからの楽しみであろう。
(「照明器具は変わった」おわり)
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