屋外駐車場の融雪は重要な要素だ。
重機でガガガーっと寄せるだけのスペースがあれば、
そして、ひと冬の間雪を積んでおくだけの場所が確保されるのであれば
融かすまでもないのだけれど、
建物の屋上とか、自走式立駐とかだと
重機を持っていくわけにもいかなかったりする。
融雪方法にはいろいろあるけれど、
温水(実際の中身は温不凍液だけれど)方式も多数採用されている。
どこか熱源で湯(温不凍液)を作って、
それを融雪箇所まで引いていき、
融雪ヘッダーで分岐して、各融雪パイプにつなぐ。
ヘッダーが入っている、ヘッダーボックスが
ところどころに見える。
昇降路の接続部分などには
排水側溝が設けてあるのだけれど
この内部が凍ってしまうと
やがて溢れて、斜路が氷結してしまうので
それを防ぐために、電熱線が入れてあったりする。
この防水コンセントの位置が低いので、
ドカ雪が降ったら埋もれてしまわないのか
少々心配ではある。
まとまった雪が降るたびに、
コンセント廻りの除雪をして、
漏電ブレーカーを上げてこなければならないのかもしれない。
(「側溝の凍結防止も」おわり)