昔に比べると容易になっているのだろう。
中央式の給湯で、
ボイラーで湯を作り、
貯湯槽に貯め、
給湯管で供給し、
冷めた分は、循環ポンプにより返湯管を介して戻す。
そんな大掛かりな給湯設備は
とてもとても小型化・簡略化されたものに置き換わっている。
とある、洗面器の下を覗く。
小さな小さな電気温水器が壁に貼り付いていて
給水管が接続されている。
ここで適温に温められた湯が
自動水栓により供給される。
システムなど、何も無く
電源のコンセントと、本体とが存在するだけだ。
水を暖めると膨張するから
膨張水を処理(排出)する必要はあるから
それを排水管に接続する部分が付加されている。
もちろんトラップ付。
電気代は、かかるけれど
給湯システムを組んで機器類を並べたら
そっちはそっちでかかるから、
メンテや何やかや考えると
電気温水器のほうがよっぽど手軽。
何でもそうだけれど、
設備もどんどんユニット化・パーツ化されて
「設備システム」なんてものが遠ざかっていくような……。
(「洗面器下の小さな電気温水器」おわり)
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