どこに置いてもいいってもんじゃない。
なるべく通気性の良いところが良い。
大気との熱交換器なんだから。
そして、
人間が容易に到達できる場所が良い。
だって、ノーメンテじゃ、やっていけないんだから。
更に、積雪地では
雪の溜まりにくいところ、
除雪しやすいところが良い。
雪に埋もれてしまったんじゃ
役に立たなくなっちゃうから。
それでも、
意匠的、構造的要請によって
室外機の置き場には制約が多いのが実情で
仕方なく、条件のあまり良くない場所に置かれる。
そういうことが、多々ある。
多々、ある。
とても、多い。
ああ、ちょっと興奮してしまった。
で、とある建物で
全館にマルチパッケージが置かれている建物で、
その室外機を確認したかったんだけれど。
ひさし部分に連立設置されているということで
そこに行きたかったんだけれど。
まず、そこに到達する点検口が、開かない。
扉の向こう側に雪ががっぽり積もっていて、
開かないようなのだ。
ややしばらく格闘して、
がんばって、ちょっと開くようになったのだけれど、
さぁて、どうしたもんか。
何とも、雪が吹き溜まりやすい部分に並べたもんだ。
日差しでわかるかなあ?
北側の庇なのだ。
そりゃ、溜まるでしょうに。
除雪もされなければ、
機器の点検も実施されなければ、
要は、ほったからしだったのね。
まあそれでも、
室外機が架台の上に載せられているおかげで
本体の大部分が埋没、なんて事態は
辛うじて避けられている。
雪が多い年だったら、
埋没してたよね?
これじゃ、まずいよね?
(「ひと冬埋もれかけてた」おわり)