テーブルの上の飲み物を手にして、
ふと、上を見る。
そう。
設備に関わる者の習性として、
ちょっと落ち着いた状態になるとすかさず
天井を見る、
壁を見る、
床を見る。
動線や、間取りや、仕上げ云々というものは
二の次だ。
それらにも、まったく無関心というわけではないのだが
やはり最優先重要課題は「せつび」なのだ。
さて、ここの天井は、どうなのか。
こうなのだ。
おお!
電球が、舞っているのか、羽ばたいているのか、
乱舞しているのか。
手作り照明器具っぽいモノが
黒く塗られた木製の梁下に
取り付けてある。
目立たないように、黒色の電源ケーブルが
木材の脇を這っている。
この電球たち、
ソケットにねじ込んであるわけではないから
電球が切れたらオシマイ?
別の電球に羽根を付けて、
はんだ付けのやり直し?
自分でやるのは面倒くさいけれど、
こうやって他の方の天井についていると
洒落ていてステキだ。
さて、10個中4個の電球が切れているようだが
いつ取り替えるんだろう?
(「電球は舞うのか、羽ばたくのか。」おわり)
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