2021年01月23日

スリムダクトの色を分けるかどうするか

エアコンは、
室内機と室外機とを組み合わせて使う機械である。

室内機から室外機へ、
あるいは室外機から室内機へ、
『熱』を運ぶ装置なのだ。



よって、室内機と室外機との間を
配管で結んである。



配管(通常は、銅管である)に断熱材が被せてある状態で
露出されていることもあるし、
外壁に出ている部分などには『カバー』がかかっていることもある。



このカバーは、通称「スリムダクト」と呼ばれたりする。

これは 因幡電工 の商品名なのだけれど
一般名詞化してしまっている。



ただ例に漏れず
国土交通省としては商品名を使うわけにはいかないから
公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)平成31年版 では
『保温化粧ケース』などというような名称を捻り出している。
(第2編 第3章 第1節 保温工事 表2.3.1) 



さて、このスリムダクトであるが、
建築外装材に合わせるかどうか、
好みの分かれそうなところ。



標準のカラーバリエーション から選んだり、
別途塗装したり。



外装材の色が変わる部分は、どうだろう?



こんなふうにしてあるところも、
たまに見かける。


21012301.JPG



こうやって色をいちいち分けていないところも
多く見かける。



好き好きである。


ただし、若干の費用の違いが生じることもある。


そのへんも含めて、オーナーさんの好きなように決めれば良いのだ。



設備屋さんの持ち出しになってしまわないように、
こういう希望があるんだったら、
図面に描いておくべきなんだけれど。
(「スリムダクトの色を分けるかどうするか」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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