冷たかったり温かかったりする配管には
保温材を巻く。
冷たい場合は「保冷材」と呼ぶべきなのだろうけれど、
また給排水管などは表面の結露防止が目的なので「防露材」と呼ぶのが
ふさわしいのだろうけれど、
やることは一緒なのでまとめて「保温材」と呼んでしまう。
配管に、グラスウールやロックウールやポリスチレンフォームの保温材を巻いて
更にその上から外装材を巻くのが一般的である。
天井内とかピット内とか、人の目に触れないところでは簡素に、
屋内露出になるところでは、多少見た目を気にして
ある程度の仕上げに、ということが普通であろう。
露出の場合、
昔は 綿布巻き なんてもものあったけれど、
あんまり面倒くさいので、
今では公共建築工事標準仕様書でも 合成樹脂製カバーに変更 されている。
とあるところで、
なかなか面白い外装材を見つけた。
竹! をヒモで縛ってあるやつ。
「どうやって積算するんだ?」
ってのはあるけれど、これはなかなか楽しい仕上げじゃないだろうか?
(「配管保温の外装材」おわり)
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屋外っぽく見えますけど、屋内の配管です。
ここが洗面所で、この壁の向こうが浴室。
シャワー水栓が並んでいました。
他にお客さんが居なかったから、
もうここぞとばかりに喜び勇んで撮りました。
今じゃどこでも合成樹脂カバーばかりですが、
たまにこういうのを見つけると嬉しくなります。
公共工事だと……積算が面倒くさそうだから、
採用しないでしょう。
(誰も見積もってくれないでしょうし)