「ペリカウンター」が設けられているところも多い。
外皮をペリメーターを称するのであるが
そこにあるカウンター上のモノなので、
「ペリカウンター」なのだ。
あそこは、書類などを置くための台、というわけではない。
洗面器や小便器のライニングが荷物置き場ではないのと同様に。
ここは、設備のためのスペースなのである。
だから、開ける必要が出てくるのだ。
中におわしますは、ファンコイルユニットでござい。
冷温水管がつながっている本体と、
カウンター上部に設けられた吹出口とをつなく
グラスウールダクトが見える。
吸込みは、下部のグレーチングから。
後からフリーアクセスフロアにした関係上、
こういう収まりになったようである。
ペリカウンター内は、配管スペースも兼ねていて
横引きの冷温水管が伸びている。
このファンコイルユニット(FCU)だけではなくて、
窓に沿って何台も設置されているから。
冷温水管の往き管と還り管、
ドレン管、電源や制御ケーブル用の電線管が
通っている。
カウンターとの取り合いを撮ってみたけれど。
ピントがうまく合っていなかった……。
遊びで開けてるんじゃないんです。
れっきとした、仕事(調査)なんです。
ここを開けるための金属パネルは
たいていケンドン式になっているのだけれど
時々すんごく幅の長いやつがある。
そうすると、
外したはいいんだけれども
元通りはめようとすると撓んでしまって
なかなかうまく付けられない……なんてこともある。
機器本体と周辺の配管がある程度触れれば良いので、
あんまりにも幅広のパネルにはして欲しくない、
今日この頃。
(「ペリカウンターの中身だ」おわり)