2020年12月15日

京極には名水が湧く

富士の麓にある、京極町をご存知だろうか。

富士は富士でも、蝦夷富士なのであるが。



蝦夷富士は、本来の名を「羊蹄山」と称する。



この山からの伏流水が、
豊かな名水となって麓に迸り出ている、
そんな町が、京極町なのだ。



名水が湧き出す「ふきだし公園」が整備されていて、
道の駅も建つ。



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大きく「名水プラザ」と書いてあるのだが、
道の駅としての名は違うようだ。


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湧水口と、
そこから流れた水を湛える池があって
乗用車のみならず大型バスも停められる
一大公園を形成している。



駐車場から、
羊蹄山が顔を出しているのが見える。


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この山、全体像を見せている時もあるが
得てして上半身を雲に隠すことも多いようだ。



野外ステージなどもあって、
近くには温泉施設もあって、
爽やかな場所である。


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ただし、良い気候の頃に限られよう。



道の駅には、
エアコンもついているけれど
灯油暖房が基本線のようだ。


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灯油タンクが、林立(といっても3基だが)
している。


建物の床の上がり具合に比して、
タンクの脚はそんなに高くない。

だから、オイルサーバーか何かで
揚油してやっているに違いない。



吊橋を渡って、湧水口へ行くことができる。


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吊橋ゆえ、当然のことながら、
結構揺れるのである。


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湧き出した名水をためる公園は
なんとも美しからんや!


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湧水口には、
水を汲みやすいように
木の樋などが設けられている。


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連日、国内外から多くの団体・個人客が
押し寄せてきていたようであるが……。


春以降は閑散としているようだ。


こうして、人の居ない状態を撮影できてしまうくらい。



吊橋を渡らないルートの道もあって、
釣り堀なども造られている。


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のどかだ。が、観光・物販・飲食などに関わる方々にとっては
相当に厳しいご時世となってしまった。



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GO TO も、
流石に中断となるようで。


ますます、厳しい冬を迎える。



世界各地で、
ほんとうに先が見えない、昨今。


物事を、人生を、世の中を、
立ち止まって熟考する時となっているのかもしれない。



20121512.JPG


それでも、
自然の営みは、連綿と続く。


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ある程度の揺らぎを見せながら、
風は吹き、水は流れ、
人類以外の生物たちは
しばしの静謐を楽しんでいるのかもしれない。



山もそこにあって
悠久の大地を、ただ見下ろしている。


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「富士」というには、低いって?


標高が1898mだというから、
本家の半分くらいかな。




当地のマンホール蓋は、
もちろんこの山無くしては
存在し得ないのである。


20121515.JPG


(「京極には名水が湧く」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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