バス停の屋根が、特徴的であった。
瓦屋根っぽくなっていて、
棟があって、
両側に雨樋がついていて。
城下町であることを意識して
このように統一されているのであろうか。
電話ボックスも、だ。
こちらには、雨樋はない。
「妻入り」のボックスになっている。
とは言え、携帯の普及により
電話ボックスは使用されなくなったのではなかろうか。
近年めっきり数が減っている気がする。
駅などにズラッと並んでいた
公衆電話コーナーは、絶滅したのでは
小田原駅から南方に歩いていくと、
途中から国道1号線の重複区間に入り、
その突き当り(曲がり角)に
「小河原宿なりわい交流館」が姿を見せる。
「お休み処」の布と、赤い円筒の郵便ポストが、映える。
垂れる柳も、趣を醸し出している。
建物の裏手。
古い建物の様相を保存しつつ、
利用上の必要性もあって
手を加えている様子がわかる。
換気用のベントキャップ(といっても新しくはなさそうだが)が
内部を機械換気していることを示している。
軒下すぐ下に設けることで、
あまり目立たなくしてある。
ちょっと中を覗くと、
茶屋風になっていて居心地は良さそうだ。
この近く(かまぼこ通り)には
デザインマンホールがあるので
ちょろっと歩いて回るには良い。
それなりの交通量があるので、
下ばかり、道ばかり見て歩いていると
ちょっと危ないけれど。
(「小田原の街並」おわり)