存在を、ご存知だっただろうか?
それほど名が知れている場所ではなく、
よって、人が少ない感じがする。
敢えて人が入らないように撮っている、といえば嘘では無いが
写そうにも、人が居ない。
皆無では無いけれど、ほぼ、居ない。
ちょうど、紅葉の始まる頃、
景色を堪能した。
駐車場やトイレ、売店、散策路などが整っている。
釣り人が、1人。
散歩している人が、1人。
あとから、2人連れがやってきた。
雲が結構な速度で流れ、
晴れたり曇ったり目まぐるしいが
光の加減の変化による景観の変化も雄大だ。
コロナ禍が一旦落ち着きかけたように見えた頃にもかかわらず
とにかく、人が居ない。
まあ、だから、密にはなりっこなくて
良いとも言えるが。
それゆえ、売店やら何やら、全部閉まっていたが。
首都圏近郊であれば、
人で溢れてしまいそうな景色が
独り占め(独り、は言い過ぎ)。
贅沢なひとときである。
こんなに人が居ないんだから、
行ったらいいのに、なんて言うと
それで人が集まっちゃったら
感染拡大につながってしまうんだろうし。
日本中、いや、世界中、
観光地もそれに準ずるところも
どこもかしこも、
人出が少なくなってしまっているのだから
仕方ない、のだろうか。
湖に流れ込む小川の河口。
護岸は、ばっちり。
「ふとんかご」である。
貧弱なカメラじゃ、
見たままの美しさは到底写らない。
人間の目って、
ほんと、優秀なんだなぁっと。
ここにはラベンダー園もあって、
きっとシーズンには大層映えることであろう。
ラベンダーと言えば、今は富良野が有名だけれど
じつは結構あちこちで栽培されていて
そもそも、ラベンダー発祥の地は、札幌市南区なのだそうだ。
かなやま湖。
コロナ騒動が落ち着きを見せた頃にでも
訪れてみてはいかがであろうか。
ラベンダーであれば、7月下旬〜8月上旬頃。
紅葉であれば、10月中旬くらいであろうか。
北海道なので、おそらくその年によって、
気候の推移によって、状況がかなり異なるものと思われる。
絶対に外したくないなら、
経緯をチェックしつつ、日程は直前に決めたほうが
確実かもしれない。
なかなか、素晴らしいものを堪能できた。
道端に、
こんなやつも姿を見せる。
眺める分には良いのだけれど、
食べ物をやったり、触ったり、しないで欲しい。
車に寄ってくるようになって、
危ない(彼らにとって)から。
エキノコックス症にかかる
恐れがある(皆さんにとって)から。
(「かなやま湖の紅葉」おわり)