2020年11月10日

連立している灯油タンク

地上置きの灯油タンクが
3基、並べられていた。


20111001.JPG


それぞれ、防油堤が設けられている。

万が一タンクの油が漏れても、
周囲に流れ広がらないように
一定量以上の灯油を貯蔵するタンクの周囲に
設けなければならないことになっている。

(所轄消防によって指導内容が結構異なる)



結構場所を取るし、
目立ちもする。


20111002.JPG


でもそれは、仕方がない。

これが嫌だったら、
地下埋設のオイルタンクでも設けるんだね。

でもコストが結構かかるから、
これでよしとしたわけで。たぶん。



でもこの防油堤、
雨が降ったら、水が溜まる。


20111003.JPG


だから、所轄消防によっては、
防油堤に水抜用の単管とバルブを設けるように
言われることもある。



配管まわり。


20111004.JPG


被覆銅管(被覆が剥がれかかっているけれど)と
鋼管とが使用されている。


鋼管には可撓性が無いので、
フレキシブルジョイントを挟んであって、
地震時などに変位を吸収できるようになっている。


このタンクには「戻り管」も設けられている。

冒頭の写真でも、タンク上部に接続されている
戻り管を確認できよう。



そして、タンク廻りには
これらもつく。


20111005.JPG

これまた、意匠屋さんには疎ましがられる、
危険物看板と消火器である。


消防から付けるように言われたら、
つけないわけにいかないんだから
仕方がない。

あとは、どこに付けるか、だけである。


目立たせるためのモノだから
目立つ場所につけなくちゃならないんだけれど
それだと目立つから避けたい……。


デザイン的には、確かに難しい問題で。



総務省で、デザインコンペでもやったらいいのに!
(「連立している灯油タンク」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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