2020年08月29日

仕上がってくれば何てことはない、室内機

木造建築に、エアコンの室内機を設ける。



コンクリートスラブのように、
コンクリートスラブ打設前にインサート金物を埋め込んでおくことはできないから
何とかして、吊る。


20082901.JPG


床下地の木材を足がかりにして鋼材を渡し、
そこから、吊る。



天井下地(木造だけど、ここでは軽量鉄骨下地なのだ)を流して


20082902.JPG


天井カセット形・4方向吹出形であるから、
不要となる部分の天井下地を切断し、
適切な開口補強を設けてから
天井ボードを貼っていく。


20082903.JPG


ボードも、必要箇所を切り抜くのだ。



天井が仕上がったら、フェースを取り付けると出来上がる。



天井裏がどのような状況になっているのか
このようにボードを貼ってしまうと全くわからなくなる。



ギリギリ収まった!? と思われる室内機であっても
ボードを貼ってしまえば、そんな事情など全部隠れてしまうのだ。


20082904.JPG


仕上がってしまうと、

「室内機は、窓のセンターに合わせたかったよね」

とか、勝手なことを言えるのであるが
そうしたくてもできない理由が存在したのである。


いつだって、第三者は勝手で無責任だ。



でもだからこそ、客観的に批評してくれたりする。


それはそれで、尊重したいものである。

……五月蝿いと感じるものであったとしても。
(「仕上がってくれば何てことはない、室内機」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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