2020年07月30日

金物っ!

鉄筋コンクリートは鉄筋コンクリートの、
鉄骨は鉄骨の特徴と表情があって、
じつは設備としてはこれらの構造形式のほうが
何かとやりやすかったりするのである。


けれども、木造の建物にだって、
設備は存在していて
だからこそ、お目にかかることだってあるわけで。



RC造やS造の壁の場合には、
壁下地材が等間隔で縦に並んでいるのだが、
木造の場合にはナナメの材料もあちこちに出てくる。

そして、それらを留めるための金物も、たくさんついてくる。


20073001.JPG


「筋交い」を留めるための、筋交い金物。

コーナーにつけるものと、横につけるものと、
2種類が写っている。



この壁を貫通する配管、ダクト、ケーブルは
筋交いを避けて通さねばならない。

自ずと、ルートが制限される。



土台部分には、ホールダウン金物。


20073002.JPG


RC造やS造の壁であれば、
下に梁さえ無ければ床から直接壁内に
配管やケーブルを入れることも出来るのであるが。


木造の場合には、土台の下に必ず基礎があるために
そういうことが出来ない。



設備系の自由度は、RCやSに比べてかなり制限されるように
思うのだ。



だんだん、大規模な木造にお目にかかることも増えてきた。



RCやSに慣れた状態でいると、
面食らうことも多くなるんだろうなぁ。



木造準耐火に関する制約も多いし。


日々、勉強やね。
(「金物っ!」おわり)
posted by けろ at 10:00| Comment(0) | 建築工事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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