2020年06月17日

穴埋めを忘れてる

ふと、見上げると。


そこには、壁を貫通する、ダクトや配管。


ダクトには、防火ダンパーがついている。
てことは、防火区画を形成する壁だってことだ。


電線管は金属管で、
壁貫通箇所には鉄板を貼ってある。
それによって防火区画の要件を満たしてあるようだ。


スプリンクラーの配管も、同様にこの壁を貫通しているんだけれどね。


20061701.JPG


あれ、れ?


配管貫通孔に、隙間があるまんま、だ。



ここは、モルタルで埋めとかなくちゃ、ダメだよね。

それに、鋼管がコンクリートを貫通する部分、
防食テープくらいは巻いておきたいよね。



新築時にこれが発見されると、
完成検査に通らないはずだけれど、
改修工事なんかだと、特に小規模な補修工事的なものだと
見過ごされてしまうのかもしれない。



気がついたから、埋めておかないとね。



法定の「定期点検」でも、チェックされるべき項目になっているよね。

もっとも、たいていは天井の中に隠されてしまっていて、
このように「見える位置」にあることは珍しいかもね。
(「穴埋めを忘れてる」おわり)
posted by けろ at 08:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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