ホンマ、いい加減飽き飽きしとんねん。
でもね、何か要領を得ない、
漠然とした、それでいて煽るような
そんな記事が多くないだろうか?
「報道」している人物、
「コメント」している人物自身が
どのくらい事態を正確に把握し、理解して発信しているのか
怪しく感じることも多くないだろうか?
もちろん、現状を正確に把握し理解している人物なぞ
存在しているわけではないのであるが、
それにしても余りにも自然科学の基礎知識が無いんじゃないか、
論理的にどうなのよ、という「意見」が目につかないだろうか?
「イメージ」「噂」ばかりが
溢れに溢れかえっているのではないだろうか?
政府の対応、地方自治体の対応、
それらに対する、賛成反対各論。
支持に批判に攻撃に。
でも、それらの「論拠」が
何とも薄弱ではなかろうか?
「説明」になっていない、と感じないだろうか?
こんな 緊急寄稿 を見つけた。
3月18日が登録日ということだから、
少々情報が古いかもしれない。
けれど、このような「説明」は、物事の理解に非常に役立つように思う。
自称「専門家」の、ちょろっとした発言では容易に伝達できないことが
ある程度の文章量によって筋道立てた説明によって
伝わりやすくなっていると、思う。
一般社団法人日本感染症学会のページ には、
業界の方々向けのものなのかも知れないけれど
日々戦っておられる方々によ実例報告が大量に記載されている。
エンジニア向け? に書かれた記事なんかも、
興味深く読める。
1ミリでいいからコロナに反撃したいエンジニアのための“仮想特効薬”の作り方
先日の記事 の次にアップされた文章だ。
報道機関や役所の「論説」「説明」よりも
ずっとわかりやすいと感じないだろうか?
上記記事で著者の江端氏が書いているように、
施策の根拠が、クリアになっていて、私の腹に落ちるものになっていれば、
そんでもって、それが科学的であれば『従いやすい』ということ。
ということなのだ。
普段、「私の腹に落ちない」「科学的ではない」と思われる
報道、説明、解説、論説、意見、批判、攻撃、……が、多すぎるのだ。
「こんな長たらしい、シチ面倒くさい文章なぞ、読んでられっか」
そんな方もおられるかも知れないが、
少なくともワケワカラン報道の洪水よりは
すんごく役に立つと思うのだ。
どうっすかね?
「そんなコト言ってるけど、オマエ、『科学的』って理解出来とんのかい?」
「うっ。そ、それなりに、できてる、つもり、なんだけど」
「うそこけ」
「えへっ。すんません。
理系の学習をしたとは言え、
そんな深く理解できてるかって改まって問われると……。
でもね、でもね、理系の方々の理系の文章のほうが
理解しやすいって感じるくらいには、まあ……」
「説得力ねえなぁ」
「『個人の意見です』って書けば、いいっすか?」
「だね。最低限」
(「私の腹に落ちるもの」おわり)
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